まもる主任は、必勝と書いたねじり鉢巻きを締めなおしながら、「よーし」と気合を入れていました。
ハット先生:
「気合が入っていますね。まもなく試験ですね。」
まもる主任:
「はい。一カ月先になりますが、HACCP審査員補の試験が控えています。」
ハット先生:
「いよいよですね。計画通りに進んでいますか?」
まもる主任:
「はい…と言いたいところですが、まったくダメです。」
ハット先生:
「ほーそれで気合を入れ直しているんですね。確か、毎朝4時に起きて、出勤までに3時間は勉強するぞ!と言ってたような気がしますが…」
まもる主任:
「それが間違いのひとつです。」
ハット先生:
「というと?」
まもる主任:
「4時に起きることができたことは一度もありませんでした。」
ハット先生:
「一度もですか(笑)、計画にかなり無理があったのですね。」
まもる主任:
「そのとおりです。よくよく考えてみたら、これまで4時に目が覚めたことなどありませんでした。まさに、計画倒れです。」
ハット先生:
「現状を知ることは、とてもいいことです。無理な計画や絵にかいた計画になり、計画倒れになることを防ぐために、まず現状をしっかり分析することが、とても大切です。」
まもる主任:
「それは、今回のテーマであるPDCAと関係するのですか?」
ハット先生:
「とても関係しています。とくにP(PLAN)とC(CHECK)に大きく関係するのですが、その前に、PDCAについておさらいしましょう。」
まもる主任:
「はい。よろしくお願いします。」
ハット先生:
「簡単に言うと、PはPLAN計画を、DはDO実行、CはCHECK検証、そしてAはACT改善を表しています。」
まもる主任:
「それぞれはどのように関係するのですか?順番などあるのでしょうか?」
ハット先生:
「大切な疑問ですね。PDCAはPDCAサイクルと言います。すなわち、P・D・C・Aの順番のサイクルです。」
まもる主任:
「PDCAの順番ですか?」
ハット先生:
「まずはP、PLAN計画を立て、次にD、DO実行をします。そのあとC、計画と実行の結果をCHECK検証します。その際、計画通りにいかないことが多く、その理由、例えば計画倒れ、実行不足など。そしてそのことをA、ACT改善として次の計画に加えていきます。」
計画・実行・検証・改善そして再び計画
PDCAサイクルはP・D・C・Aの順番のサイクル
PDCAはPLAN・DO・CHECK・ACTの頭文字

*挿絵タイトル:PDCAは改善のサイクル
