戦略のコツ 戦術のコツ

またまたねじり鉢巻きで腕組みをしているまもる主任

ハット先生:
「今日は特に難しそうな顔をしていますね。」

まもる主任:
「あっ、おはようございます。PDCAとOODAの関係についてはうまく説明できたと自信を持てたのですが…。」

ハット先生:
「確かに、見事な説明でしたね。ところで今回は何を悩んでいるのですか?」

まもる主任:
「以前教えていただいた勝ち続けるために必要な戦略と戦術についてです。」

ハット先生:
「と言いますと?」

まもる主任:
「以前のお話で、目的に至る道を戦略、その道をどんな方法で進むのかを戦術と教えていただき、なるほどと納得したのですが、この戦略と戦術は一度決めると最後まで変えることはできないのだろうかと悩んでいます。」

ハット先生:
「とてもいい疑問ですね。例えば、選んだ道を自転車で進むと決めた場合、これは戦術になるのですが、途中でパンクした場合どうしますか?」

まもる主任:
「パンクしたらですか…置いていくわけにはいかないので…押しながら歩くと思います。」

ハット先生:
「素直な意見ですね。なぜ、置いていくわけにはいかないと考えたのですか?」

まもる主任:
「なぜ…あまり考えたことありませんが…自転車で進むと決めたからだと思いますが…」

ハット先生:
「そういうふうに考える方が多いと思います。自転車で進むというのは手段ですね。手段で大切なことは、その時に応じて最も良い方法を選ぶということです。」

まもる主任:
「ということは、パンクした時にすぐに修理できない場合は、自転車は使わず歩いていくことが、その時の最も良い方法ということになります。」

ハット先生:
「そのとおりですね。ところが一度自転車で行くと決めた以上、変えることはできないと思い込んでいると、パンクした自転車に乗り続けることになるのです。」

まもる主任:
「なるほど。しかしパンクした自転車に乗り続ける人は、さすがにいないのでは…。」

ハット先生:
「だったらいいのですが…それに近いことをしている人は結構多いのじゃないかと思います。そのために戦略と戦術の違いを意識することです。」

まもる主任:
「私もそのことが気になっています。」

ハット先生:
一度決めたら、特別なことがない限り戦略は変えないことです。なぜなら、戦略は道なので、コロコロ変えると道に迷うことになります。逆に戦術は状況に応じて、いつでも変えてください。なぜなら、それは進む手段だから、状況に応じて最も適切な手段を選べばいいのです。」

*挿絵タイトル:戦略と戦術

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