まもる主任:
「ハット先生、これは…」
まもる主任は、ハット先生が机の上に広げた地図?を見ながら尋ねました。
ハット先生:
「これは食品衛生と商売繁盛を両立させるための戦略地図です。」
まもる主任:
「戦略地図ですか?面白そう~。」
ハット先生:
「目指すのは、ここ、山の頂です。ここが、食品衛生と商売繁盛が両立している場所です。ここに行きつくためには、まず何を決めますか?」
まもる主任:
「山の頂まで行きつくためにまず決めること…ですか?」
ハット先生:
「はい。まずこれを決めないと行きつくことはできません。」
まもる主任:
「行きつくことができない…どこを通っていくのか、ということですか?」
ハット先生:
「その道、山の頂に至る道を戦略と言います。その時に大切なのが、なぜ、その道に決めたのか?そこに商売の特徴が現れてきます。」
まもる主任:
「なぜその道に決めたのか、ですか?」
ハット先生:
「そうです。最短最速を目指すなら、がけやけもの道、大勢で楽しくのぼるなら、山を回りながら登っていく開けた登山道、という具合です。」
まもる主任:
「それは食で例えると、一つは回転率第一の立ち食い蕎麦屋で、もうひとつは家族で楽しめるファミリーレストランといった具合ですか?」
ハット先生:
「ん~まあ、そんな感じですかね。道を決めるのが戦略だといいましたが、その道をどんな手段で進むのか、それを戦術と言います。」
まもる主任:
「戦略と戦術ですね。なんだかかっこいいです。」
ハット先生:
「かっこいいですか。戦略と戦術は勝つためではありません。」
まもる主任:
「勝つためではない?それでは何のため?」
ハット先生:
「勝ち続けるためです。」
まもる主任:
「勝ち続けるため!かっこいい!」
目的は食品衛生と商売繁盛を両立させること
- 目的地に向かう道を決めるのが戦略です
- その道をどのような方法で進むのかを決めるのが戦術です
- 勝つためではなく、勝ち続けるために戦略と戦術が必要です
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*挿絵タイトル:どの道を選ぶかが戦略
