まもる主任:
「リスクによる被害の大きさと発生確率で、リスクへの対応が違ってくるのですね。」
ハット先生:
「リスクの影響を把握し、対策を講じておくことで、仮に問題が発生しても発生時の損失を極小化できます。これが、リスクマネジメントの目的になります。」
まもる主任:
「被害が大きく、発生率が高い時は、『リスクの回避』と言われましたが、具体的にはどうするのですか?」
ハット先生:
「回避という言葉が表すとおり、リスクの原因そのものをなくす、または、何らかの対策を行うことで、リスクの発生する確率を低くすることです。」
まもる主任:
「なるほど…それでは『リスクの低減』とは具体的にどうすることですか?回避と似ているところもあるような気がしますが…。」
ハット先生:
「いい気づきですね。回避は発生をなくす、または発生を減らすというように発生することを防ぐ行為ですが、低減は『発生することによる影響を小さくする』ことに取り組みます。」
まもる主任:
「『発生そのもの』と『発生による影響』ですか…」
ハット先生:
「例えば、『自動車事故の発生そのものをなくす取組み』の推進と自動車事故が起きた時に備えて、被害を少なくするために『後部座席でもシートベルトを締める取組み』の推進の違いのようなものです。」
まもる主任:
「なるほど、よくわかりました。」
ハット先生:
「よかったです。それでは『リスク転移』と『リスク保有』の説明をします。」

挿絵タイトル:リスクの回避とリスクの低減
