リスクマネジメント~リスク移転とリスク保有~

まもる主任:
『リスクの移転』と『リスクの保有』…ですか?」

ハット先生:
「リスクの『回避』と『低減』より、さらに分かりにくくなったという顔をしていますね。」

まもる主任:
「はい、正直なところ移転と保有という言葉が、リスクとうまくつながりません。

ハット先生:
「さきほど説明した4つのリスクの対応概念図を見てください。」

まもる主任:
「縦軸に『リスクの発生可能性』、横軸に『リスク顕在時の被害の大きさ』を示した図ですね。」

ハット先生:
「はい。その図で『リスク移転』と『リスク保有』がどの位置にあるのか確認してください。」

まもる主任:
被害の大きさがかなり大きく、発生の確率が低いところに『リスク移転』、被害の大きさと発生の確率のどちらも小さいところに『リスク保有』があります。

ハット先生:
「そうですね。それでは『リスクの保有』とはどのようなことだと思いますか?

まもる主任:
「保有です?持っていてもあまり影響がないということでしょうから…あえてリスクを気にしないということですか?

ハット先生:
「それでは、『リスクの移転』とは?

まもる主任:
「保有より移転の方がわからないです。そもそもリスクの移転ということがあるのでしょうか?

ハット先生:
「いい気づきですね。被害をどうとらえるのかにもよります。

まもる主任:
「被害をどうとらえるのか…ですか?」

ハット先生:
「先ほどの車で考えてみましょう。もし事故に遭うとどうなりますか?」

まもる主任:
「車の修理が必要になります。また、状況によっては入院して治療が必要になったりします。」

ハット先生:
「そうですね。そのためにはお金が必要になりますね。

まもる主任:
「そうです。とても払いきれない…あっ保険!保険に入ることはリスクの移転ということですか?

ハット先生:
「いい気づきですね。保険はリスクの移転のひとつです。

挿絵タイトル:リスクの保有とリスクの移転

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